3Oct

みなさん、9月、本当にお疲れ様でした!8月に続き、3ヵ月連続で売上予算は未達成という悔しい結果でした。しかし、最後は各店舗の奮闘があり昨年比は100%を超えて着地しました。9月は達成店舗が10店舗でした。悪天候や2度の連休でレジャーに流れた結果、店舗は集客に苦戦しましたが2カ月連続でオフプレミスが大きく全社を牽引しました。私は9月のMCMで“投資をしよう!”という話をしました。コロナの状況下、お弁当を始めとするオフプレミス事業に投資し続けたからこそ、今の実績があります。皆さんも未来のために、自分への投資を必ず行ってください。時間とお金のある今のうちに…
私は9月末に恒例の“丹波山村 原木舞茸祭り”に有志の社員と一緒に参加してきました。皆さんご存じの通り、私は丹波山村のふるさと大使をつとめています。3年間村に通い交流を続けた結果、木下村長や丹波山倶楽部の青柳さんや酒井さんと知己を得て、親睦を深めました。今回は村の歴史を知り、村の魅力を再発掘するというテーマの下、80歳以上の村民の方々にグループ・インタビューを行い、記憶の中にある丹波山村の原風景をあぶりだし、言語化しました。また丹波山村の歴史書も読み、村の歴史と伝統に意味づけを行い、村の大切な想い、“物語”を再構築しました。今年は、料理で村の歴史と物語を再現した出張レストラン “TABA×KINATN“を1日限定で開催しました。
下平シェフ、加世田シェフ、ひろしシェフが丹波山の食材と伝統を参考に独創的な料理に仕上げ、美づきさんと功刀さんが丁寧なサービスでゲストに今回の料理の物語を伝えました。村の皆様からは好評をいただくことができ、素直に嬉しかったです。東京からわざわざ丹波山村までお越しいただいたゲストが何名もおり、ゲストからの熱い想いを感じることができて幸せでした。また、KINTANは多店舗展開するチェーンでありながらも、料理人の個性を大切にする、独創的な料理を産み出すという、私たちのフィロソフィーが体現されたイベントになりました。
物語とは、人がそこにいる意味です。多くの人にとって意味があるからこそ、お店は繁盛します。そしてブランドになります。物語は人との交流から生まれます。例えば、自分のお店を例にとって考えてみてください。日々、アルバイトが働きにくる理由は果たしてお金だけでしょうか?違います。お店に行くことが、何らかの意味があるからこそ一生懸命になれるのだと私は思います。お店で大好きな仲間に会える。社員の人が楽しい。まかないが美味しい。これらもお店に行く立派な理由です。マネージャーが厳しい、怒られるけれど仕事ができれば褒められる。目標を達成するのが楽しい、頑張った分だけ自分に返ってくる。こういうやって、様々な交流が起こる中で、自然に人と人との関係性が構築されます。相手を理解すると、人は安心します。そして自分の素を出せるようになります。もし、店舗の組織や風土に問題があるとしたら、お店に行く意味がないとアルバイトや社員が感じているからです。相手を、アルバイトを理解する姿勢が足りないからです。意味がある場所を作ること、これこそがお店のリーダーの役割です。私は、飲食でお客様を笑顔にすることを大切にしながらも、ずっと“地域貢献”を大切にしてきました。みなさんもGo Straight!で日々唱和していますからご存じでしょう。私は“地域貢献”や“その街で一番愛されるレストランになる”と12年間言い続けてきました。言葉にすることで、はじめてカタチになります。言葉が積み重なり、相手との信頼関係が強くなるにつれて、意味は濃くなり、物語になります。
丹波山村での2日目は舞茸祭りへの出店です。その場で肉を焼き、KINTANの美味しいお肉と舞茸をアレンジして提供しました。昨年まではお弁当を提供していましたが、今年は嗜好を変えて肉料理を提供しました。沢山のお客様に楽しんでいただきましたが、同じくらい「お弁当が毎年楽しみなの!」というお声を頂戴しました。中でも、丹波山村でKINTANのお弁当を食べて、その美味しさに感動し、毎月東京に行く際は代官山に立ち寄りお弁当を買っている村の方の話を聞きました。なんと、その方は「代官山に行く度に、伊藤さんにはお世話になっています」とマネージャーの名前も覚えてくれていました。これぞ、物語です。村の方が何時間もかけて、KINTANに行く理由を耳にして、私は久しぶりに心が震えるほど嬉しかったです。
日々、坪田室長よりサービスのメッセージが配信されています。よく読んでみるとお喜びの声を寄せてくださったお客様のほとんどが、何らかの物語があるということです。KINTANに行く理由、意味がハッキリしています。人は、意味がなければ行動しません。物語がなければ、感動しません。日々、どんな理由でお客様がKINTAN に来ているのか?お客様にはどんな物語があるのか?少しでもいいので想像してみてください。お客様の心に寄り添ってください。きっと、そこには私たちの想像を超えたKINTANにくる理由があるはずです。
「明日、世界が滅びるとしても、今日君はリンゴの木を植える」
私たちが明るい未来を作ると信じて、10月は2024年最後の月です。テンション上げて、必ず達成して1年を締めくくりましょう!
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