17Apr
こんにちは!
マーケティング部のマリです!
恒例になりつつある、知識ゼロから知る、ワインの魅力♪
本日はワインのラベルの読み方です!
ワインが苦手、という人は、
ラベルもよくわからないし、何を基準にしていいかわからない!
というのもあるのではないでしょうか!
今日はラベルを実際にご紹介しながら解説していきます!
その前に、ワインの種類をまずご紹介します!
フランスやイタリア、スペインなど、昔からワインを作っていたエリアを
「旧世界/オールドワールド」と呼びます。
反対に、アメリカ、日本など、最近(といっても最低10年以上の歴史はあります)ワインづくりを始めてきたエリアを
「新世界/ニューワールド」と呼びます。
そして、そのエリアによって、ラベルの表記の違いが結構あります。
まずは、基礎ということで、旧世界のラベルの読み方をご紹介します!
今日ラベルよみで使用するワインはこちら!
左:イタリアワイン(トスカーナ)
右:フランスワイン(ボルドー)
ます、フランスワイン(ボルドー)の場合ですが、結構シンプルです。
①ワイン名
このワインは”Chapelle de Potensac”(シャペル ド ポタンサック)と書いてあります。
②地区名
MEDOC(メドック)という場所で作られていることを指します。
③ヴィンテージ(収穫年)
2007年に収穫されたものです。
ヴィンテージというのは、「いつこのワインにするブドウが収穫されたものか」を指すもので、
いつ発売したかを表すものではありません!
ヴィンテージの下に書いてある「Delon(デュロン)」というのは、このワインを作った人です。(正しくはデュロン家の人が作っています)
これに加えて、アルコール度数もラベルに書いてありますが、
表に書いていないときは、裏に書いてあります。
このワインの場合は裏に書いてあり、13%です。
ワインは12~15%が多いです。
ちなみに、ビールはアルコール度数が訳5%ですので、倍以上高いです!
ゆっくり食事と楽しむためのアルコールですので、
決してイッキ飲みなどはされませんように!!
イタリアワインの場合もとほとんど同じです。
①ワイン名
Rosso di montalcino(ロッソ ディ モンタルチーノ)というワインを作っていますが、
これは、商品名でもあり、作られた場所でもあります。
②造り手
BIONDI-SANTI(ビオンディ・サンティ)というところが作っています。
③畑の名前
TENUTA “GREPPO”(テヌータ グレッポ)これは、ブドウが栽培された畑の名前です。
④収穫年
これは2013年に収穫されています。
大まかにフランスもイタリアも似たようなことが書いてあります!
さて、ここでお気づきの方もいるかと思いますが、
上記のワイン2つはラベルに品種名が書いてありません!!
なぜかというと、
「この商品名/産地名を名乗るには、特定の品種を使って、定められた熟成方法で作ってくださいね」
という決まりがあるからです。
つまり、その名前を名乗れるというのは、
その基準をクリアしている=その基準の品種・造り方をしている、ということなんです!
ちなみに、紹介しているワインの品種ですが、
フランスボルドーでは、カベルネソーヴィニヨンやメルロー、カベルネフランをブレンドしていることがほとんどですので
このワインもその両方の品種を使っています。
その3つの品種がフランスボルドーの代名詞だからです!
そして品種はとっても濃い!
長く熟成するのにも向いている!
なので、お肉料理にカベルネソーヴィニヨンという品種が人気なんです!
たかーいワインにもこの品種が使われるのは、長く熟成するので、古いヴィンテージも用意することができるわけです♪(それだけが理由ではないですが)
イタリアは、ロッソディモンタルチーノというエリアの名前を名乗るには、
サンジョヴェーゼという品種を使用しなくてはなりません。
なので、このワインはサンジョヴェーゼという品種を使用しています。
さらに規定では、「熟成期間1年以上(12ヶ月)で最低6ヶ月は木樽で熟成すること」と決まっていますので、
この名前だけで品種と熟成期間までわかります!
簡単に言うと、鎌倉野菜を名乗るなら、鎌倉できちんと定められた方法で栽培していること!というような条件をクリアして、
鎌倉野菜を名乗ることができるのと同じです♪
↑ロッソディモンタルチーノを作る造り手(ワイナリー)の畑!
すべて品種はサンジョヴェーゼです。
一方、ニューワールドと呼ばれる新しくワインを作り始めているエリアは
そのあたりが自由で、品種をラベルに書いているところが多いです。
この話はまた次回ご紹介します!