30Apr

こんにちは!
マーケティング部のマリです!
本日のテーマは、ワインのグラスに関してです!
ワインを再考の状況で楽しむには2つの条件があります。
1つは温度。そしてもうひとつはグラスの形状です。
家にあるグラスでいいや~とか、さっき飲んでた白ワインのグラスでいいや~と済ませてしまっている方がいらっしゃると思いますが、
ワインのポテンシャルをグラスを使ってもっと引き出すことができます。
以前1.5か月に1回のペースでイタリアワイン勉強会なるものを実施していた時に、
何度か来る盛り上がりの中の山場の一つに、
「同じワインを違うグラスで飲み比べる」というのがありましたが
これか目隠しで飲んでみると全然違うワインのように感じるんです!!
ワインのボトルの回で話に上がりました形状ですが、ボルドー瓶とブルゴーニュ瓶という話が出てきました。
これは品種特性が違うので、その品種に合った形にしているとお伝えしましたが
グラスも全く同じです。
赤ワインの場合、ボルドーグラスとブルゴーニュグラスの2タイプに大枠でわかれます。
そしてそれぞれの特徴はこのようになっています。
左側:ボルドーグラス
- 全体的なふくらみが大きい
- グラスのふくらみと飲み口が同じくらいの開きがある
- 飲み口が広め
右:ブルゴーニュグラス
- バルーンのような見た目
- ふくらみが目に見えて大きい
- 飲み口がややすぼばっている
では、この特徴がワインにどんな影響を与えているのでしょう?
ボルドーグラスはふくらみと飲み口の経口がほぼ同じであるため、香りがこもることがありません。
そして経験上、グラスに口をつけて飲んだ時に、口の中に入ってくる量や広がり方が、渋みを感じやすくなります。
ブルゴーニュグラスはバルーンのように膨らむ場所で香りが滞在し、
ふくらみよりも飲み口が小さいことで香りをよく感じることができ、経験上酸味をしっかりと感じることが多いです。
味覚地図という、舌の部位によって感じ方が異なるという研究(舌の先は甘みを感じる、側面は酸味など)は
今では否定されていますが、
飲む際に香りが鼻孔から入ってきますので味わいに影響していると思っています。
そのため、同じワインを入れても違うワインを飲んでいるような驚きがあります。
実際この飲み比べて何度となく驚かされてきたし、テイスティングクイズには引っかかってきました!涙
何度も書いていますが、ボルドーグラスには、ボルドーで栽培されるような濃い新種、
つまりカベルネソーヴィニヨンやメルローなどの品種を注ぎ
ブルゴーニュグラスにはピノノワールのような繊細な品種を注いであげましょう。
この品種はどっちかな?と思うときは品種の特徴に沿って考えるといいです♪
グラスによって驚くほどおいしく変化するワインも、特徴を失うワインもあるので、面白いですよ~~!