14Jul
ー「三方良し」という言葉を聞いたことはありますか?
この言葉は、現在の滋賀県にあたる近江に本店を置き、江戸時代から明治時代にわたって日本各地で活躍していた近江商人が大切にしていた考えです。
信頼を得るために、売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのが良い商売であると考えていました。
自分たちの利益ばかりを考えるのではなく、人の為に商売を行う。そして、人々から得た信頼は自らの利益に還元し、その利益をもってさらなる社会貢献に励む。
「売り手の都合だけではない、買い手のことを第一に考えた商売と商いを通じた地域社会への貢献」を表す「三方良し」。今ではこのように多くの経営者の指針となっているのです。
ー「従業員良し、顧客良し、取引先良し」
相手のことを第一に考え、相手を尊重し、誠実に対応することで相手の信頼を得る。
その信頼を土台に⾧期的な関係を構築することで絆へと昇華させる。
KINTANにかかわる人々と「心をひとつに」。
激しい時代の変化を共に乗り越え、三方良しの精神を大切にして、末永く会に貢献する会社でありたい。
これが私の信念です。
ー信念を貫くために
会社は一人では経営できない。
夢に向かって一緒に働いてくれている仲間たち。そして私たちの会社を信用して新鮮な食材を毎日届けてくれる取引先の方たち。
中でも最も大切なのは、KINTANを選んで、大切な時間をKINTANで過ごしてくださるたくさんのお客様たち。
私にとって、全てが必要不可欠でかけがえのない存在であり、守っていきたいと思う相手です。
特に皆さんには「顧客良し」の精神を持ってほしい。
これは、赤坂焼肉KINTANで、オリンピック・パラリンピックの裏側を撮影した「オリパラ映画SIDE.B」の完成を記念してスタッフ全員がお祝いをしてくださった時の写真です。
特に世間からの目が厳しく向けられる組織委員の皆様にとって、これは”我慢に我慢を重ねてようやく実現することが出来た”お祝いの席でした。
「たくさんの夢と感動をありがとうございました!」とつづったデザートプレートは、赤坂店のみんなが心から思っている感謝の言葉を表したもの。それが大切にしているお客様に届いた、まさに「顧客良し」ともいえる嬉しい出来事でした。
3月。コロナ禍で修学旅行に行けなかった広尾高校生に焼肉弁当を差し入れしました(詳しくはこちら→かけがえのない思い出 | KINTAN BLOG (kintan-blog.com)
これも”「自分良し」の考えを捨てて人の為に、人から受けた恩恵は地域の為に”という思いで行ったものでした。
嬉しいことに、先日野球部からKINTANにお弁当の予約が入りました。「あの時のお弁当を美味しいと思ってくれたのかな?」そう考えると思わず笑顔がこぼれます。
「三方良し」という精神のもと、自分ができることをコツコツとやり続けて結果につながったことが本当に嬉しく思います。
ー10年後も、その街で愛されるKINTANであり続けるために
従業員の皆様も、取引先の皆様も、一人ひとりを尊重し、信頼を得る。
そしてその輪は地域の皆様へ続いていく。
全ては人の為に。
大切なのは自分たちらしく、ゆっくりとコツコツと成長し続けること。
日本で一番の肉レストラン・カンパニーになるという夢を叶えるため、私はこの「三方良し」の精神を忘れずに進んでいきます。
そう、『夢見る人』で終わるな!!