15Mar
昔から「1月は行ってしまう、2月は逃げてしまう、3月は去ってしまう」と言われています。気が付けば、あっという間に冬から春になり、桜の開花の足音もついそこまで迫ってきました。みなさんにとっても月日の流れは早く感じるのではないでしょうか?
3月、マスクもようやく解禁となり、久々に桜を愛でることができそうです。また、現在開催中のWBCにおける日本の快進撃は私たちに勇気を与えてくれています。私は、大活躍の大谷選手やヌートバー選手を見ていて、ある言葉を思い出しました。それは、「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」という孔子の言葉です。意味は、「知識や好奇心がある人は優秀だけれども、好きで一生懸命やっている人にはかなわない。でもどんなに好きで一生懸命でも、楽しんでやっている人にはかなわない。」という意味です。
WBCの日本代表選手たちの笑顔、仲間への声掛け、全力プレーはまさに野球を楽しんでいますよね?みなさんもそう感じませんか?だから日本代表は強いのです。
そこで私は考えました。「好き」と「楽しむ」の違いはいったい何でしょうか?
「好き」は自分が主体です。
例えば私は登山が好きですし、トレイルランも好きです。これらのスポーツは個人競技であり、自分自身との闘いです。傍から見たらあんなに辛い思いをして、何が楽しいの…と思われるでしょう。しかし、やっている本人は大真面目です。好きだからこそ自分の世界に没頭できる。自分の限界に挑戦し、技と精神を磨くことに喜びを感じる。私は変態ですね…
「楽しむ」は仲間と喜びを共有して、一緒に目標に向かって進むことです。
例えば、仲間たちとワイワイ登山をするととても「楽しい」です。お店の営業も同じで、仲間と一緒にがむしゃらに頑張った12月、達成を目指していたその瞬間は仕事を「楽しむ」ことができていたのではないでしょうか?そして、みんなで楽しめば良い結果が出ます。
今の日本代表の強さの秘密は、ひとりひとりが「好き」な野球に没頭して技術と精神を磨き、その持てる術を惜しみなく日本の勝利のために発揮し、世界一という目標に向かって仲間と野球を「楽しむ」ことができているからではないでしょうか?
今年の春は桜を愛でて、仕事もプライベートも楽しめる時間にしましょう。