1Jul
みなさん、6月の1カ月間おつかれさまでした。6月8日には新店舗、福岡焼肉 kintanが福岡大名ガーデンシティにオープンしました。沢山のメディアに取り上げていただき、予想以上のゲストにご来店いただきました。幸先の良いスタートに、明るい希望と未来を感じずにはおられません。草野マネージャー、武藤料理長、本当におつかれさまでした!
6月の業績は4.16億円、予算比で94%、2019年比で91%でした。
さて、7月13日で恵比寿焼肉 kintanがオープン10周年を迎えます。コロナの期間厳しい環境下、カルネヴァーレもKINTANも10年続いた奇跡に、私は感謝の気持ちでいっぱいです。今まで働いてくれた多くのスタッフやアルバイト、日々ご来店したいただくゲストの皆様、そしていいお肉や野菜、ワインやお酒を提供してくれる取引先様。私が大切にしている“三方良し”の商売哲学、10年間でほんの少しだけ実現できたのではないかと感じています。次の10年は、皆さんと一緒に、ビジョンである「その街で一番愛される、肉レストランでありたい」を大切に、経営理念の「心をひとつに~尊重、信頼、絆」を実践していきましょう。
私は10年前、「どんな会社を作りたいか?」、「会社の名前をどうするか?」ということについて3ヵ月くらい悩みに悩みました。自分が得意な焼肉屋をやる(その時は名前も決まっていませんでしたが)ということは決めていたし、それは飲食店の経営をするということです。しかし、私はただ飲食店の経営をするためにリスクを冒して独立しようと思ったわけではありません。私が飲食で経験したスタッフの笑顔、やる気、情熱といった良い部分をさらに伸ばせる環境を作り、あまりいいとは言えない労働環境、頑張って働いても上がらないお給料、私生活とのバランスのとりにくさなどの悪い部分を変える会社にしたいと考えていました。そのためには、時代の流れに乗って、ただ流行る店を作るだけではダメだ。10年、20年と続くお店を、ブランドを作りたい!当時36歳の私はそんな風に考えていました。
だから「自分がどんな会社を作り、何のために経営をするのか?」を日々真剣に考えました。出口が見つからぬまま悶々と日々を過ごす中、来る日も来る日も、毎日やりたいことを紙に書きつらねていました。するとある日突然、飲食とは“人と人が食事をしながら時間を共有する場所”だという風に考えるようになりました。ならば、私は人が自然と集まる、あるいは人が惹きつけられる“渦”のような場所を作りたいのかもしれない。漠然とした私の心の想いが、日々考え抜くことで、少しずつ肉をおびて言葉になりはじめました。
「お肉を食べて、お酒を飲んで、大切な人と幸せになれる場所を作りたい。」
「この営みを通じて、社員が幸せになれる会社にしたい。」
これこそ、私がやりたいことだ!
そう確信した時に出会った言葉が、謝肉祭を意味する“カルネヴァーレ(Carnevale)”という言葉でした。
ラテン語の”Carnem levare”、イタリア語にすると”Carne levare(肉を取り除く)”、キリスト教でいう断食に入る前に、酒池肉林のどんちゃん騒ぎをするという意味です。現代英語でお祭りを意味するCarnivalの言語です。お祭りは自然とたくさんの人が集まり、みんなが笑顔になります。“お肉とお酒で、皆が笑顔になる場所を作る“という事をやりたかった私にとって、ぴったりの言葉と出会いました。
これがカルネヴァーレという社名の由来です。
私の10年の経験からみんなに伝えたいことは「未来は変えられる」ということです。
未来を、自分自身を変えられると信じて、これからも一緒に前に進んでいきましょう!
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